日本-女性
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人身取引を行うための新たな手口として、偽装結婚が増えているようです。被害者を正規滞在者とすることで警察からの取り調べを受ける確率を減らしているようです。精査しなければ判別できない人身取引被害者の認定は、これによってより難しくなっている可能性があります。
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来日外国人が在留資格を得るための偽装結婚事件で、全国の警察が2010年に摘発したのは471人と、前年より25.6%増えたことが26 日までに、警察庁のまとめで分かった。来日外国人犯罪では「日本人の配偶者」などの在留資格による正規滞在者の摘発が増加。警察庁は、偽装結婚が犯罪を許す「インフラ」になっているとみて、摘発を積極化させている。
警察庁によると、偽装結婚による摘発者は統計を始めた07年が375人で、08年416人、09年375人。10年の内訳は結婚の相手方や仲介者などの日本人が269人で、中国人が90人、フィリピン人54人、韓国人41人と続いた。
一方、窃盗や強盗などを含む来日外国人の摘発者総数は前年比10.5%減の1万1866人。件数も28.8%減の1万9820件と大きく減った。国籍別では中国がトップの4659人で、韓国1399人、フィリピン1128人、ベトナム798人、ブラジル728人などだった。
日本経済新聞 電子版 2011/2/26 19:57
http://www.nikkei.com/news/category/article/
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Last Updated on Friday, 01 April 2011 17:31 |
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昨年1年間に全国の警察が摘発した人身取引事件数が、2009年から9件減少して19件となり、統計を取り始めた01年以降最少だったことが、警察庁のまとめで3日分かった。
警察庁によると、偽装結婚したフィリピン人女性が風俗店などで働かされる例が目立ち、被害者37人のうち24人がフィリピン人。12人が日本人で、1人が韓国人だった。被害者はほとんど給料が支払われなかったり、店に居住させられたりして自由を奪われていた。
摘発されたのは計24人。うち、風俗店経営者が6人、ブローカーが3人で、ほかは風俗店の従業員などだった。〔共同〕
日本経済新聞 電子版 2011/2/3 10:31
http://www.nikkei.com/news/category/article
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日本で起きる人身取引は減ったのか、それとも摘発がより難しくなったのか。私たちは常に、こうして公表される数字が氷山の一角でしかない、と主張してきました。自由を奪われ、搾取されている被害者は人目につくことが少なく、警察でさえ見つけることが難しいからです。
ほぼ同時に配信された 時事通信社の記事では同じ警察庁のまとめをもとに、外国人妻の被害者が急増していることを伝えています。また、日本人の被害者が大幅に増加した理由として、未成年者の売春事件摘発が挙げられています。未成年者の売春、児童ポルノの事件が毎日のようにニュースで流れていることなどを考えると、やはり摘発される人身取引事件が極端に少ないと思わざるを得ません。そして、自由を奪われている人たちを見過ごすことはできない。
見えにくいところで起きている人身取引、おかしいな?と思ったら、確かな証拠がなくても ホットラインまでお知らせください。(文責:船戸)
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Last Updated on Friday, 01 April 2011 17:27 |
風俗店などで女性を強制的に働かせる人身取引事件で、昨年一年間に保護された被害者が前年比20人増の37人となり、5年ぶりに増加したことが3日、警察庁のまとめで分かった。うち13人は日本人を夫に持つ外国人で、前年の2人から急増。同庁は「日本人の配偶者は不法残留にならないため、摘発されにくい点を利用して働かせるケースが増えている」としている。
被害者の国籍別ではフィリピンが24人、韓国が1人。他に日本人が10人増えて12人となった。未成年者の買春事件などの摘発が相次いだためとみられ、統計を取り始めた2001年以降最多だった。
人身取引事件で、偽装結婚のあっせんや不法就労などに関わったとして摘発されたのは24人。職業別では風俗店の経営者6人と従業員3人、ブローカーが3人などだった。
時事ドットコム 2011/02/03-10:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011020300235
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Last Updated on Friday, 01 April 2011 17:15 |
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「外国人研修・技能実習制度」は人身取引事件の温床との批判を受け (国連特別報告者のレポート参照)、その対策が講じられてきているはずですが、このような事件は絶えません。下記にご紹介する記事に「人身取引」という言葉は出てきませんが、数ある類似事件のうちの一つと考えられます。典型的な例は、研修生がブローカーに多額の紹介料を払って来日するものの、本来の「研修」という目的とは程遠い内容の環境で労働力搾取や、暴力、性的暴力を受ける、というものです。しかも、ブローカーに借金を抱えていたり、逃げ出したら家族に危害を加える、という脅しを受けている場合もあり、逃げようとしない被害者もいます。これらの事件は人身取引・人権侵害に当たり、日本で実際に起こっているのですが、あまり知られていないのが現状です。(文責:プログラムオフィサー 船戸)
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「研修先農家で性的被害」中国人女性、賠償求め提訴
海外の人に日本の技術を習得してもらう「外国人研修・技能実習制度」で来日した30代の中国人女性が21日、研修先の旭市内の農家で性的暴行を受けたとして、50代の農園経営者と、同農園を紹介した「ちばみどり農協」(旭市)を相手取り、慰謝料など1100万円の損害賠償を求める訴えを千葉地裁に起こした。
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Last Updated on Thursday, 03 February 2011 12:03 |
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短期滞在ビザで来日した韓国籍の女性4人を風俗店で働かせたとして、警視庁保安課は入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで、脱北者で韓国籍、東京都台東区上野の個室マッサージ店「ハッピータイム」経営者、高弘蓮被告(54)=風営法違反の罪で起訴=を再逮捕した。
同課によると、従業員の女性(23)は入管難民法違反容疑で逮捕されたが、その後の調べで高容疑者にだまされて来日。日本で性的サービスの仕事を強要された人身取引の被害者と認定され、釈放された上、帰国した。
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5年にわたり知人女性(34)を囲って売春させたとして、愛知県警保安課と中川署などは30日、売春防止法違反(管理売春)の疑いで、名古屋市中区の無職の女(37)と同市港区の妹(35)の両容疑者を逮捕した。
逮捕容疑では、2005年11月から今年10月にかけ、中区にある高橋容疑者のマンション一室に女性を住まわせ、黒木容疑者が出会い系サイトで募った男性を相手にホテルで売春させたとされる。
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Last Updated on Wednesday, 01 December 2010 10:59 |
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フリーター全般労働組合、自由と生存の家実行委員会などで活動している清水直子です。
客の売掛金が給与から天引きされ、借金を背負わされている銀座のホステスが労働審判の申し立てを
しました。
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