風俗店などで女性を強制的に働かせる人身取引事件で、昨年一年間に保護された被害者が前年比20人増の37人となり、5年ぶりに増加したことが3日、警察庁のまとめで分かった。うち13人は日本人を夫に持つ外国人で、前年の2人から急増。同庁は「日本人の配偶者は不法残留にならないため、摘発されにくい点を利用して働かせるケースが増えている」としている。
被害者の国籍別ではフィリピンが24人、韓国が1人。他に日本人が10人増えて12人となった。未成年者の買春事件などの摘発が相次いだためとみられ、統計を取り始めた2001年以降最多だった。
人身取引事件で、偽装結婚のあっせんや不法就労などに関わったとして摘発されたのは24人。職業別では風俗店の経営者6人と従業員3人、ブローカーが3人などだった。
時事ドットコム 2011/02/03-10:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011020300235
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Last Updated on Friday, 01 April 2011 17:15 |