県警生活保安課と伊勢佐木署は一日までに、売春防止法違反（周旋）の疑いで、ともに横浜市中区福富町西通の飲食店「かおり」従業員、仲畠素禎（42）＝同市南区高根町二丁目＝と福田伽耶（45）＝同市中区弥生町三丁目＝の両容疑者を逮捕した。

　調べでは、二人は共謀して九月十日ごろ、来店した男性客（33）に四十二歳と五十歳のタイ人ホステスを売春相手として紹介した疑い。「一九九七年ごろからやっていた」などと供述しているという。

　タイ人ホステス三人も入管難民法違反（不法在留、不法残留）の現行犯で逮捕した。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　売春の斡旋（あっせん）をしたとして、埼玉県警生活環境１課と大宮署は５日、売春防止法違反の疑いで、さいたま市大宮区宮町の出会い系喫茶 「ｍｏｍｏｃａｆｅ（モモカフェ）大宮店」経営の若田部厚夫容疑者（４０）＝同県上尾市＝ら５人を逮捕した。買春の温床になりやすいと指摘され、条例で １８歳未満の入店禁止を検討する自治体も出ている出会い系喫茶に対し、売春防止法を適用したのは全国で初めて。

　親戚（しんせき）の女性に売春を強要したとして、県警少年捜査課などは１７日、売春防止法違反容疑で、住所不定、無職の石井しのぶ被告（３５）＝児童福祉法違反罪などで起訴＝と岡山県笠岡市の職業不詳、池上弘純容疑者（４２）を逮捕した。

　 調べでは、２人は４月２７日〜６月１９日、横浜市南区のホテルなどで５回にわたり、石井容疑者の親戚の女性（２５）に１回１万５０００円〜３万円で売春を させた疑い。石井容疑者は自宅に住まわせていた家出少年らに代金の回収などをさせ、交際する池上容疑者の口座に送金していた。