18歳未満の少女をデリバリーヘルス(派遣型性風俗営業)の従業員として雇ったなどとして、静岡中央署と県警少年課などが児童福祉法違反容疑で逮捕した指定暴力団山口組藤友会系の組幹部(31)=富士市松岡=ら5人が経営していた店の存在が、インターネット上の自己紹介サイトを通じて少女らの間で話題になっていたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。
店に在籍していた20人余りの従業員の大半が少女だったとみられ、県警は組幹部らがこのサイトを通じて従業員を集めていた可能性があるとみて調べている。
捜査関係者によると、話題になっていたサイトは個人の自己紹介やメッセージなどが掲載できるようになっていて、同店で金が稼げるとの情報が少女らの間で広まっていたという。男性客が支払ったデリバリーヘルスの利用料金については約6割が従業員、約4割が店側に入る仕組みだった。
同署などのこれまでの調べでは、組幹部は店の実質的オーナー。昨年3月ごろから少女らの派遣を始め、客から「若い子ばかり在籍している」との情報を得た県警が捜査していた。
容疑者5人のうち1人は容疑を認め、ほかの4人は「少女が18歳未満とは知らなかった」などと容疑を否認しているという。
(5/18 07:48 アットエス)
http://www.at-s.com/news/detail/100029064.html
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