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【橋下大阪市長の発言に関して、当団体がメディアに取り上げられました】

橋下大阪市長の連日の発言で、ポラリスがメディアに取り上げられました。今回の騒動で、今まで人身取引問題を知らなかった方々にも、人身取引問題が注目されています。ぜひご覧下さい。



2013年5月14日
星条旗新聞(Stars and Stripes) “Osaka mayor: ‘Wild Marines’ should consider using prostitutes

2013年5月15日


 
【リリース】橋下市長発言についての見解

2013年5月16日
ポラリスプロジェクトジャパン


橋下市長発言についての見解

今回の橋下大阪市長の一連の売買春への発言が、国内外メディアを賑わせていますが、性の売買の問題を社会が直視せざるを得ない機会を作っていただいた橋下氏に感謝しています。

橋下氏の発言は、日本第二の都市の首長として恥ずべき発言ですし、日本の性売買やそこで起きる人権侵害にも無関心な社会の意識を少なからず反映したものだと考えます。

国連だけでなく、米国やアジア諸国から、日本の性風俗産業で行われる人身売買や、売買春の中での人権侵害に対して厳しい指摘は10年以上前からありました。しかしなぜか報道もあまりされないことで、日本で暮らす私たちはほとんどその事実を知りません。

橋下氏が「皆無だ」と否定した、風俗産業での自由意志ではない就労=人身取引は、日本では深刻な問題です。性風俗産業などで働くために多くの外国人が強制的に連れて来られる日本は、「人身取引受け入れ大国」として、国際社会から厳しい評価を受けています。 また、児童買春、児童ポルノ、売春、性労働の強制など、日本人被害者も多く存在します。橋下氏が長を務める大阪市では、今年1月に20代前半の女性2人がヤミ金業者に売春を強要され、絶望の中働かさせられていたところを救出されました (詳しくは産経新聞「衝撃事件の核心」をお読みください)。

来月6月は、米国政府が人身取引根絶を目的に毎年発行する「人身取引年次報告書」が発行されます。日本は、現在まで12年連続で「人身取引根絶の最低基準を満たさない国」に位置づけられています。これは、カンボジアや南アフリカと同じレベルとなり、G8では最低ランクです。また、特に対策がなされていないことから、今年も厳しい評価になることが予想されます。

私たちは人身取引問題の根源は、橋下氏の発言にもあるような性の売買に関する誤解(被害者のいない犯罪であり、現在の日本ではすべての人が選んで性風俗産業に従事している)であると考えます。

人身取引被害者を容易に生み出す現在の日本の対策は国際社会に恥ずべきものですし、人身売買加害者のみならず、被害者が目の前にいるにも関わらずに性を買う買春者、それを傍観する社会の私たちの無関心さが被害を広げていると考えます。早急な対策が生まれるように、私たちのような支援団体だけでなく、様々な立場の人が橋下市長発言を機会に考え声を上げることが、この社会を変えていくと考えます。


 
【政策提言・児童ポルノ問題】政府にパブリックコメントを提出しました

児童ポルノは絶対に許されない、のキャッチフレーズのもと、2009年から政府が始めた「児童ポルノ排除総合対策」について、政府の窓口で一般向けにパブリックコメントを募集していました。


児童ポルノをなくす国民運動を作るとして始まったこの総合対策ですが、実際に子どもたちが暴力から守られるような体制はできているのでしょうか?

ポラリスプロジェクトジャパンとしても設置時から協議会の一員として関わってきました。しかしこの対策は、単純所持を規制したりの法改正などには言及しておらず、私たちは団体として以下のコメントを提出させていただきました。


NPO法人ポラリスプロジェクトジャパン提出のパブリックコメント:


児童ポルノ対策案に関して、5点ほど意見を述べさせていただきます。

①青少年が安全にインターネットを利用できる環境を整備するために、幾つか対策が挙げられていますが、子どもたちがどんな脆弱性を持ち被害にあうのか、また、その脆弱性をカバーするためにこれらの対策がどういう効果が期待できるのか具体的な説明が必要かと思います。また、児童ポルノの被害者は必ずしもインターネットを介して加害者に出会うわけでなく、知り合いが加害者になることも多々あります。予防策を取る際は、これらの点に関しても考慮すべきだと思います。

②学校や家庭における情報モラル教育を充実させることはインターネットが普及した現代において非常に重要であると考えます。しかし、児童に情報モラルがあれば犯罪を予防できるという考え方は、児童ポルノの被害者らは情報モラルに欠けている、すなわち児童側に問題があると捉えられます。児童ポルノ対策はあくまで子どもたちを守るために社会全体のモラルを向上することが責務であり、その部分の対策が不十分と感じます。子どもたちに責任を押し付けることはあってはならないです。


③被害児童に対する心のケアの充実は、被害児童が被害から回復するために最も必要なものであり、子どもの身近にいる学校教諭などの大人たちを子どもへの適切なケアができる人材に育成することは非常に素晴らしいと思います。ここに補足できるのであれば、子どもたちには心のケアを受けられるだけでなく、その先にもまた様々な選択肢があるということを伝えられるように体制が整えられると更に良いと思います。被害児童だけでなくその保護者などに、被害者には民事訴訟を起こす権利があることを教える必要もあります。加害者に社会的制裁を与えることが被害者が被害から回復するきっかけになることもあるので、このような選択肢を被害者の権利として提示することも非常に重要です。

④ブロッキングについて、インターネット利用者の表現の自由に配慮するべきという記述がありましたが、児童ポルノは子どもへの虐待の記録で有害なものです。表現の自由の限界も認めないといけないと考えます。

⑤最後に、児童ポルノ事犯の取締りを強化するためには、児童ポルノの単純所持を処罰すべく、法改正を推進する必要があります。現行法の改正が多くの子どもたちを救えます。同時に、都道府県のより厳しい児童ポルノ禁止条令を制定を推進すべきだと考えます。

 
【ポラリスプロジェクトジャパン活動報告会を開催します!】

「毎月AKARIサポーターとして支援しているポラリスの活動をもっと聞きたい」早稲田大学での講演の様子より(2012年)

「日本で人身取引って本当?実際に起こっているの?」


被害者支援の現場で駆け回っていることの多いポラリスの活動について、定期的な報告会をスタートします☆

昨年度の相談活動から、政策提言の記者会見、代表藤原のTEDxTokyo登壇など、ここ最近の成し遂げてきた成果をご報告させていただきます。

今回はとくに、私たちが長く闘ってきた、"児童ポルノ"問題など、
私たちの相談活動の中から報告させて頂きます。
(児童ポルノに関しては、これを取り締まる改正法案が国会で(やっと)審議される予定です!)

代表の藤原志帆子からは、これまでの団体立ち上げの話から、
8年間の被害者の方たちへの支援で学んだものを皆さんにお伝えします。

仕事や学業の合間に自分のペースで、楽しみながら
活動してくださっているボランティアチームからも、
事業に対する想いを語っていただきます!
多くの皆様のお越しをお待ちしています。


<日時> 5月27日(月)報告会19:30ー20:30 (開場19:00)
                  懇親会20:45ー21:30  
<場所> 英治出版株式会社 会議室(Eiji Press Lab)

東京都渋谷区恵比寿南1-9-12 ピトレスクビル 5F
http://www.eijipress.co.jp/about/access.php
JR恵比寿駅西口より、バスターミナルの横断歩道を三井住友銀行側へ渡り、左にお進みください。右手にあるドトールコーヒーショップを通り過ぎ、左手にローソンが見えます。その次の右の角、バンタンデザイン研究所を右に入ります。バンタンデザイン研究所の隣のビトレスクビルの5階が会場です。エレベーターでお進みください。

<参加費> 報告会のみ   1,000円
         報告会+懇親会 1,500円
★AKARIサポーターの報告会の参加は無料です。


<お申し込み> *フォームでお申し込み頂いた時点でお申し込み完了となります。






 
【米国国務省の“Human Rights Reports 2012”を翻訳しました!】

米国国務省から「国別人権報告書2012(Human Rights Reports)」が発表されました。子どもの性的搾取(Sexual Exploitation of Children)の箇所を日本語に翻訳しましたので、是非ご覧下さい。



子どもの性的搾取

 児童買春は違法であり、成人犯罪者の場合、最大5年の懲役又は300万円の罰金、仲介者の場合は、最大7年の懲役又は1,000万円の罰金が処せられる。政府は取締を強化しているが、援助交際や出会い系サイト、ソーシャルネットワークやデリバリーヘルス等、未だに児童買春される場がなくならない。

 日本は法定強姦により、児童からの同意があった場合でも、13歳以下の女児と性的行為をした者を処罰対象としている。さらに、法律や各都道府県条例により18歳以下の児童とのみだらな行為を禁止している。

 日本は未だに児童ポルノ製造・密売の国際的中心地である。しかし、児童ポルノの商業化は違法であり、3年以下の懲役又は300万円以下の罰金が課せられる。2012年は警察も児童ポルノの商業化に対し厳重に取り締まった年であった。児童への性的虐待が写されているとされる児童ポルノは、配布することも同じく違法であるが、単純所持に関しては禁止されていない。単純所持が禁止されないことによって、警察は児童ポルノを取り締まるために法律を有効に施行出来ていない。2011年は1,455件の児童ポルノ事件(児童被害者は638人)が摘発された。2010年と比べると件数は8.4%増、児童被害者は3.9%増になる。

 日本ではアニメや漫画、ビデオゲーム等で描かれる児童への性的虐待や強姦のシーンが規制されていない。警察庁はそういったイメージが実在する児童の性的搾取に与える影響はないと言っているが、専門たちは日本の「児童への性的虐待を受け入れる文化」によって、子どもたちは傷つけられているといっている。

 

U.S. Department of States, “Country Reports on Human Rights Practices for 2012”

http://www.state.gov/j/drl/rls/hrrpt/humanrightsreport/index.htm#wrapper (accessed on April 24, 2013)

 

 
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